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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081022-00000012-dwj-brf


DJ-米国株:反落、企業業績に対する懸念で




ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)21日の米国株式相場は反落。企業業績の先行きに対する懸念で売りに押された。ダウ工業株30種平均の終値は前日比231ドル77セント(2.50%)安の9033ドル66セント。ナスダック総合指数は同73.35ポイント(4.14%)安の1696.68、S&P500種指数は同30.35ポイント(3.08%)安の955.05で引けた。

この日はキャタピラー、デュポンなどの主要企業が7-9月期決算を発表したが、これら企業のコメントは、世界的な金融危機を受け、先行きが明るくないことを裏付けるものとなった。

ダウ平均は今月に入り、金融危機や主要国経済の成長鈍化に対する懸念を背景に約1800ドル(16.7%)下落している。米企業の決算シーズンが本格化していることにより、この日は材料として企業業績が前面に出たが、浮かび上がってくる姿は、投資家の神経質ムードの改善には役立ちそうにないものとなっている。

化学大手のデュポン(NYSE:DD)は7-9月期決算が30%減益となり、通期の見通しを下方修正した。同社の最高経営責任者(CEO)は、米国と西欧の状況を「リセッションに近い」と表現した。同社株は2.89ドル(7.99%)安の33.28ドルで引け、ダウ構成銘柄で値下がり率1位となった。

建設機械最大手のキャタピラー(NYSE:CAT)は、7-9月期決算が6.4%減益となり、2009年の売り上げと利益は横ばいにとどまる見込みとした。キャタピラーは2.07ドル(5.06%)安の38.83ドルで引けた。

企業業績のトレンドをフォローしているトムソン・ロイターの調査ディレクター、アシュワニ・カウル氏は「これらはかなり怖い数字だ。希望の兆しがあるとすれば、これ以上は悪くならないといったことぐらいだ」と話した。米企業の10-12月期は、比較対象の前年同期の数字が悪かったため、増益となる可能性があるという。昨年10-12月期は25%強の減益だった。

7-9月期は5四半期連続の減益が見込まれている。トムソン・ロイターのデータによると、S&P500を構成する主要500社の7-9月期利益は約10%減少すると予想されている。

主要ハイテク企業の厳しい業績見通しを受け、ハイテク株の下げが特にきつかった。

半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)(NYSE:TXN)は1.13ドル(6.28%)安の16.85ドル。前日の取引終了後に発表した7-9月期決算は27%減益となり、10-12月期については市場予想を下回る見通しを示した。新規受注が急速に落ち込んでいるという。

高性能サーバー大手のサン・マイクロシステムズ(Nasdaq:JAVA)は1.01ドル(17.47%)安の4.77ドル。同社は前日の取引終了後、7-9月期は売り上げが減少し、大幅な赤字となるとの見通しを明らかにした。同社によると、景気減速の影響がみられているという。

この日の取引終了後に決算発表を控えたアップル(Nasdaq:AAPL)とヤフー(Nasdaq:YHOO)はそれぞれ7.1%安、6.1%安で取引を終えた。






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