元読者モデルの美人社長（２）「口コミ利用しいきなりヒット」

日本はどうなってるんでしょうね

















http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081207-00000507-san-ind


元読者モデルの美人社長（２）「口コミ利用しいきなりヒット」




　■ラブラボ社長・芝本裕子さん





　――基礎化粧品「美肌一族」シリーズは、実は商品よりも先に同名の携帯小説マンガが世に出て、それが火付け役になったとか。どんなストーリーなんですか





【写真】香港や韓国でも情報収集　芝本裕子・ラブラボ社長





　芝本　「世界３０億人の女性たちのあこがれ、『世界美肌大会（ＷＢＣ）』という大会で、３００年以上にわたって優勝し続ける美肌一族の双子姉妹、美肌紗羅（びはださら）・咲（さき）を取り巻く、『愛と美の純愛コスメティックラブストーリー』です」





　――面白そう





　「宣伝ぽくならないよう、ストーリーの中に商品を登場させることはしませんでした。そのおかげで、純粋に『美肌一族』のファンを獲得できたんだと思います。関東地区限定ですが、深夜に『美肌一族』のアニメが放送されています。１２月で終わるんですが、好評につき、１月からはＣＳで放送予定です」





　――その携帯小説が、どのように商品のヒットに結びついたのでしょうか





　「小説を読んでくださっているファンの方々に限定でシートマスクを販売したんです。それと、口コミで広がりやすいよう、あれこれ知恵を絞りました」





　――口コミの威力ってすごいですもんね





　「フリー時代、雑誌で読者モデルの持ち物ページを特集していたときに、それを感じたんです。読者からの問い合わせが一番多かったのは、小さな写真の中に写っているアクセサリーとか、キャプションのついていないスカートとかで、よくこんなところに気づくな、って感心するぐらい（笑）。そういう説明なしの商品が流行していったということは…」





　――口コミで広がっていった、ということですね





　「はい。そこで、自分の持っているネットワークを使って、口コミを使った連鎖反応で、大きなムーブメントができるのでは、と考え、自分たちが知っているタレントさんや読者モデルや雑誌媒体から広げよう、と。タレントさんや読者モデルには、ブログで書いてもらったりしました」





　――確かに興味を引きやすいやり方です。ところで、美容シートマスクのパッケージにある、美肌紗羅の「そんなお肌で私に勝てるとでもお思い？」というセリフは衝撃的でした





　「ヒントは本屋さんで得ました。どんなものがはやっているかが分かって面白いですよ。同系列の作品を集めたコーナーを見比べると、棚の量が違うんで一目瞭然（いちもくりょうぜん）。漫画コーナーを見ていたとき、『少女系って結構はやってるな～』って、ピンときて」





　――どのパッケージも、セリフが面白いです。気位の高いお嬢様っぽくて





　「こちらもびっくりするほどの反響です。これを考えるのに、担当のスタッフは３日間くらい、ずっと黙り込んだまま没頭しているんですよ。プロモーションを一緒にやっている男性と、企画担当のスタッフ２人の計３人で」





　――へえ、男性もスタッフに入っているんですか





　「男性側の理想なんかも若干入るので、それほど高飛車ではなく、男性のエールも込められた『お嬢様像』になります。男性の目線ってとても参考になりますね」





（聞き手　杉山みどり）





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