若手起用で一気に頂点、東洋大総合Ｖ…箱根駅伝

日本はどうなってるんでしょうね

















http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090103-00000021-yom-spo


若手起用で一気に頂点、東洋大総合Ｖ…箱根駅伝




　ぼんやりと思い描いていた夢が、急速に現実味を帯びたとき、意気込みは重圧に変わるもの。東洋大の佐藤監督代行は「優勝を意識せずにやろうとしましたが、レースで練習（の成果）をそのまま出せるのは、選手に力がついてきた証拠」と胸をなで下ろした。元部員のわいせつ事件で出場さえ危ぶまれたチームが、自然体を貫き、初の栄冠を手に入れた。





　駒大、早大などの有力候補を抑えて、往路優勝。佐藤監督代行は翌朝まで悩み抜き、一つの決断を下した。





　６区は富永（２年）──。不祥事に揺れる部を支えた主将の大西一（４年）に代わる、選手起用だった。





　復路の出だしで勢いを失えばレース全体が崩壊するし、外れた仲間の思いも背負わねばならない。しかも、２位の早大は実力者の加藤（３年）。富永の緊張感は、きっと頂点に達していただろう。　「加藤さんには、かなわない。でも、何とかついて行こうと思っていました」





　２２秒差をもらってスタートし、終わってみれば１８秒差をつけられて２位。しかし、早大が６、７区で作ると計算していた貯金は、富永の奮闘によって大幅に目減りした。８区での東洋大の首位奪還は、容易に想像できる光景だった。





　５区で区間新記録を打ち立てた柏原（１年）が「今も夢を見てるんじゃないかという感じ。もっと強くなりたい」とほおを紅潮させている。今大会で走った１０人のうち、６人が１、２年生。若いランナーたちが、困難に立ち向かう気迫、勝つ喜び、そして王者としての自信を手に入れたのなら、このチームはもっと強くなる。（田中冨士雄）





　










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